非ぃ不ぅ未ぃからはじまる

Pure Bitch in Amaの主犯格どぇーす。

破顔〜27歳〜

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翌日にはまた、仏頂ヅラ下げたいつもの日常が訪れた。

 

いつもの寒空

いつもの借りパクったボロチャリ

いつものユニクロ屋さんのヒートテック

いつもの通勤路ーー

作業着、騒音、無機質な空間、工場仕事

陰険な人間々々。

 

昨夜は2023年初っ端のライヴだった。

個人的に満足度の高いライヴだった。

俺たちPure Bitch in Amaは三番手、

その前にSQUIREがステージに上がった。

先月、アメ村にあるライヴハウスでも

共演したバンドだ。

面識もあるかつドラムの方とは少しお話

したこともあり、普段対バンのバンドは

あまり観ないが観させて頂くことにした。

 

俺の音楽の嗜好はかなり狭小かつ偏執的だ。

だからぶっちゃけ、SQUIREの音楽は好みではない。

しかし、彼らが演奏している姿を見ていたら

「あぁ、バンドってやっぱりええなあ。この人ら本気でやってんねんなぁ。」と、先刻からの不安感、緊張感は和らいだ塩梅で、向日的な気持ちに充ち満ちてきた。

おかげでなかなかいいライヴが出来たのではないかと思う。

 

終演後、SQUIREのフロントマンの方から

何度も握手を求められ、ふっと目頭にくるものを感じた。

 

音楽はどこまでも己との戦いだと信じてほかならず、人との交流に乏しかった俺だが人との繋がり、それは決して馴れ合いではないものに触れ、こうやって互いに高め合うっていうのもあるんやなぁと感慨と感動を抱いた。

 

俺らバンドとしての、僅かではあるが進歩と、

人との繋がりを感ぜられた一夜でした。

ありがとうございました。楽しかったです。

俺はこれからも強欲、傲慢そして謙虚に

前進していきます。もう一切の迂遠は要らねえ。